Xレイ攻撃(X-Ray Attack)とは、自分の駒と相手の駒の間に別の駒が挟まっていても、その奥にある駒やマスまで実質的に影響を及ぼしている状態を利用する戦術です。レントゲン写真が服や皮膚を透かして骨まで写し出すように、間に挟まっている駒を「透かして」奥まで効果が届いている、というイメージから名付けられています。
上のアニメーションでは、白のクイーンがh1に、黒のナイトがh5に、黒のクイーンがh8に、すべて同じh列に並んでいます。白のクイーンがh1からh5へ移動してナイトを取ると、黒のクイーンがすぐさまh8からh5へ移動して取り返します。実は黒のクイーンは、ナイトが間にいる間もずっと「透かして」h5のマスに効果を及ぼしていたのです。
Xレイ攻撃は、駒の交換を計算するときに特に重要です。一見するとその駒が「無防備」に見えても、間に挟まっている駒を除けば、実は奥からしっかり支えられている場合があります。逆に、相手の駒がXレイで支えられていることに気づかずに駒を取ってしまうと、思わぬ反撃を受けることになります。
また、Xレイはピンやスキュアと組み合わせて使われることもあります。相手の駒を間に挟んだまま、奥にある王や重要な駒への圧力をかけ続けることで、相手の動きを制限できます。駒を並べる際は、同じ列・段・斜めの奥に何があるかを常に確認する習慣をつけましょう。KitsuneChessのパズルストリークにも、Xレイ攻撃を使った問題が出題されています。