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😮‍💨 スマザードメイト / Smothered Mate とは?

スマザードメイト(Smothered Mate、窒息詰み)とは、王が自分自身の駒に完全に取り囲まれて身動きが取れない状態で、ナイトによって詰まされる特別なチェックメイトのパターンです。ナイトは他の駒と違い、跳び越えて攻撃できる唯一の駒なので、味方の駒に完全に囲まれた王でも、ナイトの前だけは無防備になってしまいます。

上のアニメーションは、チェスの歴史上もっとも有名な詰みの1つ「フィリドールの遺産」と呼ばれる形です。黒キングはh8にいて、ルーク(f8)とポーン(g7・h7)にほぼ囲まれています。白のクイーンがd5からg8へ移動して王手をかけると、ナイト(h6)がそのマスを守っているため、黒キングはクイーンを取ることができず、ルークで取り返すしかありません(Rxg8)。これによって黒キングは完全に窒息状態になり、白のナイトがh6からf7へ移動すると、逃げ場も合駒もなく、そのままチェックメイトになります。

スマザードメイトの特徴

この詰みが美しいと言われる理由は、クイーンという最も強力な駒を「あえて」犠牲にすることで、王を完全な窒息状態に追い込む点にあります。犠牲にしたクイーンの価値をはるかに上回る、確実なチェックメイトという成果を手に入れているのです。

スマザードメイトは、キャスリング(王を囲むポーンとルークの配置)をした直後の王によく起こります。自陣の駒で守りを固めたはずが、逆にその駒たちが自分の逃げ場をふさいでしまうという、皮肉な弱点でもあります。ナイトの動きに慣れて、この美しいコンビネーションを実戦で決められるようになりましょう。KitsuneChessのパズルストリークにも、スマザードメイトの練習問題が用意されています。