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🗡️ スキュア / Skewer とは?

スキュア(Skewer)とは、ピンとよく似た戦術ですが、駒の並び順が逆になっているのが特徴です。ピンでは「価値の低い駒の後ろに価値の高い駒」が並んでいましたが、スキュアでは「価値の高い駒(多くの場合は王)の後ろに価値の低い駒」が並びます。手前の大切な駒が攻撃を避けるために動くと、後ろに隠れていた駒がそのまま攻撃にさらされてしまう、という仕組みです。

上のアニメーションでは、白のルークがa1からe1へ移動することで、e5にいる黒の王に王手をかけると同時に、そのまま奥のe8にいる黒のルークまで一直線に狙う「スキュア」の例を示しています。黒は王手を放置できないため、必ず王を動かさなければなりません。しかし王が動いた瞬間、後ろに隠れていたルークが白のルークの攻撃に完全にさらされてしまい、次の手で失われてしまいます。

スキュアが決まりやすい場面

スキュアは、ルーク・ビショップ・クイーンのように、まっすぐ長い距離を攻撃できる駒(ロングレンジピース)でしか作ることができません。ナイトやポーンには射程を貫通する動きがないため、スキュアを狙う際は、まずこの3種類の駒の利き筋を意識することが大切です。

特に、相手の王とルークやクイーンが縦・横・斜めの同じライン上に並んでいる場面は、スキュアの絶好のチャンスです。序盤や中盤で無意識にそうした配置になっていることも多いので、駒を動かすたびに「王の後ろに何か駒が隠れていないか」を確認する癖をつけましょう。

ピンとスキュアは兄弟のような戦術で、どちらも「串刺し」という共通のイメージで理解すると覚えやすくなります。KitsuneChessのパズルストリークにも、ピンとスキュアを組み合わせた応用問題が多数出題されるので、両方の違いを意識しながら練習してみてください。実戦で使いこなせるようになると、終盤でのルーク同士の戦いや、王とルークが残る局面で特に大きな武器になります。なお、王が絡まないスキュアもあります。たとえば相手のクイーンの後ろにルークが並んでいる場合、クイーンを逃がされてもルークを手に入れられるので、駒得を狙える有効な戦術です。