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👻 アンパッサン / En Passant とは?

アンパッサン(En Passant)は、フランス語で「通りすがりに」を意味する、少し特殊なポーンの取り方です。チェスのルールの中でも初心者がつまずきやすい部分ですが、仕組みを理解すればとてもシンプルです。

通常、ポーンが2マス同時に前進できるのは、まだ一度も動いていない最初の位置からだけです。このとき、もし相手のポーンがちょうど「1マス隣」の、進んだ先と同じ段に並んでいたら、その相手のポーンは直後の1手に限り、まるで自分が1マスしか進まなかったかのように、斜め前に進んで取ることができます。これがアンパッサンです。

上のアニメーションでは、黒のポーンがd7からd5へ2マス前進した直後、隣にいた白のポーンがe5からd6へ斜めに移動し、まるで通り過ぎた黒ポーンを追い抜きざまに捕まえるように取っている様子を示しています。

アンパッサンが成立する条件

この特殊ルールには、重要な条件が2つあります。1つ目は、取る側のポーンが、必ず自分から見て5段目(黒番なら4段目)にいる必要があること。2つ目は、アンパッサンで取れるのは、相手が2マス前進した「その直後の1手」だけだということです。1手でも他の手を挟んでしまうと、その権利は永久に消えてしまいます。

アンパッサンが存在する理由は、ポーンが2マス前進するルールが後から追加された際に、「2マス進めば必ず斜めからの攻撃を避けられる」という抜け道をふさぐためだと言われています。もしこのルールがなければ、ポーンを2マス進めるだけで簡単に相手の攻撃をかわせてしまい、ゲームバランスが崩れてしまいます。

実戦では気づかずに見逃してしまうことも多いルールなので、相手が自分のポーンの隣に2マス前進してきたときは、アンパッサンが可能かどうかを一度確認する習慣をつけておくと良いでしょう。KitsuneChessの対局モードでも、このルールは正しく実装されているので、ぜひ実際に試してみてください。